桜の花びらと天に登った愛犬へそ

3月の空に

３月がくると２年まえに突然空に昇った愛犬「へそ」を思い出します。

彼はそらに昇るときにわたしにはっきりと言いました。

「もう少し一緒に居たかったよ」と。

ちょうど三浦半島の山桜も散りはじめたころでした。

へその生い立ち　捨て子犬

三浦半島の小さな山「大楠山」のふもとに暮らすわたしたち。

東日本大震災のひと月ほど前、バレンタインデーの翌日に散歩中に出会い家の子になった「へそ」です。

ちょうど、大楠山に捨て犬が多くなってきたころでした。

たった500gの子犬はこうして我が家の子となりました。

やきもち焼きの若様

ドッグバンパーの試作のときから、へそはモデル犬をしてました。

お出かけのときにもドッグバンパーを装着してデモンストレーション。

その時はへそはまだ白内障も発病してなかったので完全な「さくら」です。

でも大好きな父さんが作ったドッグバンパーを誇らしげにつけてました。

そのかわり、採寸で来社なさるわんこに「やきもち」。

友好的に遊んでいても、父さんがよそのワンコの身体にふれるのが我慢できない様子。

お客様とわんこに申し訳ないので、来社採寸のときは別室に待機ということで。

おかえりになった後の匂い嗅ぎは激しかった。

葉山森戸神社のどうぶつお守り

先日静岡から来社なさったマルチーズ・ライスちゃんは森戸神社でお守りを買ったそうです。

犬・猫・ブルー・ピンクでかわいい鈴がついてます。

葉山で昔、家畜の伝染病が流行ったときに森戸神社内に「畜霊社」を建立したそうです。

コロナ禍まえは、春に畜霊社でお祓いをしてもらうことができました。

うちにはお札があります。

不思議なこと。

へそのお守りがみつからない。

その静岡のお客様から鈴のついたお守りを触らせていただいたら！

なんと、私のペンが入っている箱をさわっていたら「ちゃりーん」と鈴が教えてくれました。

やきもち焼きのへそが「僕だってお守り持っているぞ！」と言ったような気がします。

3月の空に（まとめ）

何時でも一緒なのですね、お空に行ったとしても。

ふとした瞬間に、へそがそこにいるような気がします。

飼い主あるある、でしょうか。