読了時間:3分38秒
「暑さ寒さも彼岸まで」まだまだ続く紫外線対策
ギラギラ太陽に被毛、皮膚、目がさらされたワンちゃんたちの今年の夏は過酷でした。
人間はサングラスをかけたり、髪を保護するのに帽子などを使います。
今どきはワンちゃん用のサングラスやゴーグルも、カラフルな製品が出ています。
日焼け止めは人間では常識ですがワンちゃんにはお使いですか?
紫外線をたくさん浴びた後はお手入れが欠かせません
ビタミンD生成のため紫外線を浴びることは、健康を維持するために必要ですが、浴びすぎることはいろいろな弊害があります。
-
【抗酸化作用食材のすすめ】5月は一年で最も紫外線UV-A波の多い月
読了時間:2分28秒 目にもダメージ紫外線UV-A波 5月は一年でもっとも紫外線UV-A波の多い月です。 真夏の太陽がギラギラとは違いますが肌だけではなく眼に与える影響は大きいものがあります。 犬は紫 ...
続きを見る
紫外線の影響
- 目の病気のリスク
- 犬の皮膚の日焼け
- 肉球のやけど
目の病気のリスク
ワンちゃんの目に紫外線が当たり続けると、目の病気を発症するリスクが高くなります。
角膜炎になったり、視力が低下して物が見づらくなったりします。
また、目がショボショボして気になり前肢で目に触れて角膜に傷をつくってしまうこともあります。
白内障にもつながるリスクが大きいです。
犬の皮膚の日焼け
被毛の色の薄い犬種やシングルコートの犬ほ日光性の皮膚炎になる可能性があります。
サマーカットは一見涼しそうですが、被毛が皮膚を日光から保護してる面もあります。
そのため、バリカンで極端に短くカットは犬の皮膚のためにはよくありません。
意外に気が付いてないのですが「鼻の頭も日焼けする」のでご用心を。
肉球のやけど
アスファルトがお家の方が触って熱いと感じる時間の外出はワンちゃんもNGです。
アスファルトの夏の日中の温度は50~60℃になっていて、ほぼ熱い鉄板と同じでなのでやけどの危険は大といえます。
肉球のやけどはすぐに気が付かないことが多く、悪化させることも多いので注意が必要です。
お散歩から帰ったらすぐに肉球を含めてクールダウンしましょう。
その時に肉球を観察してみると良いかもしれません。
まず初期は「赤みや黒みや水疱はないか?」などのチェックです。
できれば犬用の靴下やくつなどを履かせるのが理想なのですが、いやがる子をいるので肉球の手入れはむずかしいですが、いまや常識「保湿ケア」を心がけましょう。
ジェルタイプの肉球ローションが、床をべたべたにしないのでおすすめです。
お家でできる紫外線の対策
お家でできる対策をいくつか挙げてみます。
着せて防ぎましょう
UV加工のシャツ、パーカーを着せましょう。
市販のペット用の日焼け止め製品
オーガニックやハーブ系、いろいろありますが人間の赤ちゃん用の製品もおすすめです。
飼い主さんが、てのひらに取って優しくマッサージするように塗ってあげましょう。
ペット用の日焼け止めを使うときは、成分がきちんと表示されているものが安心です。
無香料の人間の赤ちゃん用が安心できるとおもいます。
抗酸化作用の強い食品を与える
ビタミン類
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
A,C,Eは紫外線によって生じた活性酵素を取り除く作用があります。
- カロテノイドリコピン
- カロテン
カロテノイドリコピンやカロテンはビタミンが取り除けなかった活性酵素を除去します。
トマト、スイカ、ニンジン、カボチャなどに多く含まれています。
活性酵素を多く含む野菜はワンちゃんの目の健康にもよい食品です。
口当たりのよいトマトジュースと小さくカットしたトマトで作るガスパッチョはおすすめです。
まだまだ続く紫外線対策(まとめ)
2023年9月以降も全国的に平年より高い見込みで、厳しい残暑が続くとのこと…。
紫外線もとても強いとの気象庁の発表がありました。
しばらくの間は、お散歩時の紫外線にもご注意下さいね。
他のコラムを見るにはコラムを見るボタンをタップして下さい。